Linux Mint:Fire File Copy代替にRapidCopy導入
Linux Mint Xfceを使っていてどうにも不満なのがファイルのコピー速度だ。どうやらファイルを律儀に一個一個読んで書いてその次…を繰り返してるような感じで、細かいファイルが多いと露骨に転送速度が落ちる。とにかく時間がかかる上にCPU負荷も高く、コア一個ぶん占有し続けてる。コピー中に音楽プレイヤーの再生が途切れる事すらあった。PIOモードじゃあるまいし…。
今時これはないでしょう。
WindowsもXPくらいまでは似たような挙動だったのだが、Fire File Copyというフリーソフトが高速にコピーや移動できるので重宝していた。RAMをバッファにして複数のファイルや巨大なファイルをまとめて途切れずに書き込み続けるため、細かいファイルが多い時はかなり差が出る。それとタイムスタンプやファイルサイズで判別して差分のみ処理できるので無駄がない(これはrsyncと同じか)。
Linuxでもこういうソフトあるはずだよなぁ、と思って探してみたらやっぱりあった。Fire File Copyじゃなくてそのライバル?FastCopyの移植版、RapidCopyだ。Ubuntu(とその派生)はバイナリファイルがあるのでそれをそのまま使えばいい。
さっそくフォルダのコピーを試してみたが期待通り。細かいファイルが多くてもあまり速度が落ちないし、CPU負荷も極わずかだ。
RapidCopyのダウンロードは
→GitHub - KengoSawa2_RapidCopy_ RapidCopy is portable version of FastCopy that runs GNU_Linux with Qt5.
具体的な使用方法や設定その他については
→RapidCopy(FastCopy for Linux)
なお、Xfce付属のファイルマネージャThunarだとセキュリティのためバイナリファイルの実行ができないので注意だ。chmod -x RapidCopy
で実行権限を与えてターミナルから起動すればよろし。
→もしかしたらMidnight Commanderなど他のファイルマネージャを使うほうが楽かも。
※追記:Xfce付属のThunarを使うよりもNemoでコピーしたほうが転送速度は同じなのにCPU負荷が1/2〜1/3程度と大幅に低い…何これ? Xfce環境なんだけどNemoのほうがいいみたい…。