ようやくLinuxにも慣れてきた。しかし、何というか微妙に融通が利かないソフトが多くて作業効率が悪くなってしまった。
まあ作者さんが自分のために作ったソフトを公開してくれてるだけだからしょうがないのではあるが。文句あるなら自分で修正するか作成しろって話になるのだろう。

改めて思うのだが、無理してLinux使う必要ないよね。なのにWindowsに戻る気がしないという不思議。OS本体が省メモリだし余計な事をしでかさないので精神衛生上よろしい。いや、ほんとWindowsには愛想が尽きたよ。

以下は現在よく使っている・使いたいソフト類一覧。Mintにプリインストールされてるソフトは一応除外。

エディタ

決定打がなく、ブログ更新の最大の妨げになってる気がする。uimのカーソルそば表示が黒一色になって入力モードがわからなくなってしまうものが多くてちょっと困る。

Bluefish

コードの色分けや折り畳みなどなどたいていの機能は揃ってる系?主にcssなどの編集用。設定がGUIでわかりやすい。

SciTE

軽量エディタ。できたらBlueFishでなくこちらをメインにしたいのだが、設定を書くのが面倒なので2軍。ダークモード用のカラースキームを書くのがあまりに大変で挫折。

Leafpad or Mousepad

メモ帳代わりのシンプルエディタ。凝った事をしないならこれで十分。Mousepadはタブ対応など機能強化版。LeafpadはMousepadのできない文字コードの自動判別ができる。

nobleNote

Windowsで文章書きとメモに使っていたCatMemoNoteの代替。
TomboyやGnoteと外観や挙動が同系統だが、こちらはノート画面を出しっぱにできるので3ペインっぽく使えて好印象。いや、Tomboy系って別のメモを編集したくなった時にわざわざノート画面に戻してメモ選択し直さないといけないから面倒なのよ。

ただ、冷静に考えると適当なフォルダ作ってそこにテキストファイルを纏めておくのと大差ない気が…。という訳でMint付属?のエディター「Xed」を使ってCatMemoNoteで作成されたtxtを編集もアリか。uimの黒一色を許容できるならCatMemoNoteをWine経由で使ってもいい訳で……。

エディタ2019年版

さっとファイル内容を確認する用に起動の速い"LeafPad"
コードなどの編集用に"Geany"
CatMemoNote代替のメモ・文章書き用に使用感がまあまあ近い"QOwnNotes"
の3つに絞りこんだ。

音楽プレイヤー

foobar2000をWine経由で使うとどうも音が途切れやすいのが困る。(←wineの設定をミスってただけでwinecfgからちゃんと設定すれば大丈夫。しかし消費電力がLinuxネイティブアプリより少し高め。自分の環境だとguayadeque比で+8Wぐらい。→追記:Wineでアプリを立ちあげると必ずwineserverやwinedevice.exeが常駐する。これらが微妙にCPUを喰い常時数Wほど消費しているようだ。)
といってLinux下ではWinで使った時のfoobar2000並に軽くて高機能でカスタマイズ性が高いものは存在しないっぽい。自分の必要な機能を見極めて取捨選択、もしくは使いわけるしかない。

これまではtakでエンコードしてたのだが、Linuxだとtakを読めるソフトが存在しないみたいで一苦労……

そうそう、同じハード構成でもLinuxのほうがWindowsより音が良い。ここまで変わるのもちょっと不思議だ。

Guayadeque

foobar2000の代替として使用中。デザインは平凡。ライブラリ管理型プレイヤーの中では軽量で大抵の機能は揃っている。

再生している曲からLast.FM経由で類似曲を検索してプレイリストに加えていく「スマートモード」がおもしろい。Last.FMのアカウントを持っている必要はなくて、その場合はネット経由で検索して自分のライブラリ内に存在する曲を追加していく。ランダム再生よりも関連性が高いのがポイント。MusicBEEのオートDJと同じようなものだけれど、こっちのほうが設定は簡単。foobar2000のコンポーネントでいうとLast.FM Chart Playerが近いのかな。

Guayadeque普通に再生しているぶんにはメモリ消費は少ないのだが、メモリリークを起こしているらしくLast.FMとの連携機能を使ってるとズンドコとメモリを消費するのが難点。

PPA登録が必要→Guayadeque

Home - Guayadeque←以前はホームページだったのだがリニューアルでフォーラムのみになったようだ。

他のライブラリ管理型ではQuod LibetやSayonara Playerが、ディレクトリ管理型ではDeaDBeeFが割と使いやすい。オサレな外観が好みならTomahawkあたり。
Mint付属のBansheeはムダに重い感じ。

2019追記

2019年9月にLinux MintからManjaroへ変更したところGuayadequeで微妙に不具合あり。メニューから設定画面を開くと落ちる。ライブラリなどから設定画面の2番目以降のタブを開くようにすれば1番上のタブ以外は設定可能。

それに伴い、メインの音楽プレイヤーを"Cantata"(MPDクライアント)に変更。LastFMとの連携はないけれどプレイリストの動的生成がかなり強力。おすすめです。

Quod Libet

おそらくタグ解釈が一番まとも。「;」などで複数併記したartistなどちゃんと理解してフィルタリング可能。自分が試したプレイヤーでこれができるのはQuod Libetのみ。
デザインは地味かつあまり融通が利かない。Guayadeque使用前はこれが一番使いやすかった。無難にお勧め。

Sayonara Player

名前の通り?日本語歌詞の取得に異常に強く、特に設定もなしでたいていの歌詞は見つけてくる。

DeadBeeF

超軽量でデザインのカスタマイズにおいて最強。多少面倒だが自分の好きなようにパーツ類を切ったり貼ったり拡大縮小して自在にレイアウト可能。ライブラリ管理がない以外では一番foobar2000に近いかも。フォルダやプレイリストでの管理でいいのならイチオシ。
ライブラリ対応についてはやる気がない訳ではないが他の優先度が高いため未定だそうな。

動画

RadeonのFluid Motionを使えるものはなし、というかドライバがまだ対応してない。

MPV

軽量かつ高性能なのでこれ一択。スキン?のGNOME MPVやSMPlayerもインストールして使い分けてる。
MPVは設定ファイルを書くのが面倒だがSMPlayerはGUIから各種機能を設定できるので便利。

(※追記:youtube-dlを使用する場合は「ソフトウェアの管理」からインストールしない事! バージョンが古いのでエラーが出て使えない。必ずターミナルから手動で最新版をインストールするべし。)

RAW現像

RAWTherapee

定番。
パラメータがクソ多いのでとっつきは悪いが高性能ではある。RLデコンボリューションのやりすぎ感すら漂う不気味なまでの解像は一見の価値あり。

ちゃんと作業用色空間を指定できるのがありがたい。ブログなどWebで公開する写真の現像にはLightRoomみたいに作業用色空間を指定できないソフトは使いづらい。ProPhotoRGBで作業→sRGBで書き出しするとけっこう色が変わっちゃうのよ。

ファイラー

WindowsでファイラーはAs/R、その前はX-Finderを使っていた。しかしLinux環境ではどれも一長一短で決定版がない……
PCManFMやSpaceFMが比較的使いやすいとは思うのだが、結局Xfce付属のThunarをメインで使っている。

2019追記

現在はCinnamonのファイルマネージャ”Nemo”がメイン。
Terminalの起動がうまくできないなど一部で問題があるけれど、設定の柔軟さやファイルコピー・削除が速いなどTunarよりよくできているようだ。
追記:gsettings set org.cinnamon.desktop.default-applications.terminal exec xfce4-terminalでNemoからxfce4-terminalを起動可能。

"Midnight Commander"はコンソールベースのファイルマネージャ入門に最適か。インストールしておくと何かと便利。慣れてきたら"Ranger"のほうが高機能で強力なんだけど、少しでも間が空くとすぐにコマンドを忘れちゃうので…

その他

ftpクライアントは定番のFileZillaを使用。
日本語変換はuim用のSKK。

FirefoxとThuderbirdはLinux版があるのだが、Portable版を使いたい場合はWine経由でWindows版を使うしかない。