もともとはHalf Life2のMODだったらしい。グラフィックはとてもきれいでちょっとS.T.A.L.K.E.Rを思わせる雰囲気。

自分の中でも賛否両論わかれてる感じで、どう判断していいか良くわからん。ゲームとしては微妙というか、これはゲームじゃないというべきか?プレイヤーは無人の島を散策する、それだけ。クリア?までにかかる時間はおよそ1.5時間程度。

操作はWASDだが、移動がノロくてジャンプもできないのが何ともしんどい。オマケに左クリックでズームできるんだが特に意味はない。転がってる本の類とか読めたらいいのに。移動以外何もできず、その移動も歩行の振動もなしなので主人公とプレイヤーの一体感は希薄。シナリオ的には何もアクションできなくて当然なのだが、そのせいで作業感も強くなってるかな。

パッと見では自由に島を散策できるように見えるが、それは間違い。実際にはプレイヤーが進めるルートは厳密に管理されていて、ほぼ一本道にしか進みようがない事にすぐ気づく。それを理解した瞬間からプレイヤーの意識は島を散策してるんじゃなくて、ルート上のポイントを周るのが目的になっちゃう。

FPSのスプリントみたいな速度で移動したりぴょんぴょんジャンプしたら雰囲気は台無しだから、移動は歩いてるぐらいのスピードでジャンプも必要ないというのは理解できなくもない。だけど「あっちに何かあるかな~」と思って遠まわりした後は本ルートに戻るまで移動速度の遅さがほんと辛い。
ジャンプがない理由は他にも、自然な景観を保ちつつ移動範囲に制限を課すためなんだろうけど、どちらにせよ普通の感覚だとジャンプで越えられそうな段差や傾斜がダメってのはプレイしていてストレスがたまるわい。

特定のポイントに到達すると過去に起きた出来事を示唆するモノローグが流れるんだが、これは場面毎に何種類かの中からランダムっぽい。リプレイ性を高めるためなんだろうが…うーむ。チャプターが分かれていて途中からプレイもできるんだが、ランダムゆえに同じモノローグがまたって可能性も低くないのよ。
一本道にしか進めず2周目以降も景色などには全く変化はないから、まだ見ていないモノローグの補完しか目的がない。これじゃあちょっとキツいよね。
雰囲気はとっても好きなんだが、「もう一回プレイを」と考えると気が重くなるのよな。

steamのセールで購入したものに有志制作の日本語化MODを使用した。機械翻訳なので正直なところニュアンスがわかりづらい。英語のままのほうがマシかもしれないな、こりゃ。PLAYISMで売っているほうはちゃんとした日本語訳がついているそうなのでちょっと高いがそちらで買ったほうが良さげだね。